「画像生成AIを上手く業務に活かしたい!」「既存のキャラクターやIPを活かして画像生成できないかな?」と思うことはありませんか?画像生成AIはプロンプトの指示だけではなく、写真を読み込ませて画像生成もできます。とはいえ、どのような仕組みでどう活用すればよいのかイメージできない方もいるのではないでしょうか。そこで本記事では、AIで写真から画像生成できる仕組みやメリット、活用案を紹介します。記事後半で写真から画像生成できるAIサービスも紹介するので、ぜひ最後までお読みください。AIで写真から画像生成はできるのか冒頭でもお伝えした通り、写真から画像生成は可能です。たとえばChatGPTのDALL-E3であれば、下記のように写真からアニメ風の画像を生成できます。ほかにも、画像生成AIサービス『Midjourney』を使えば、プロンプトの指示文でcrefオプションを使って写真に寄せた画像生成が可能です。このように、写真からAI画像を作ることができます。AIで写真から画像生成する仕組み次に、AIで写真から画像生成する仕組みについて解説します。AIの技術を使って写真から新しい画像を作る仕組みは、主に「敵対的生成ネットワーク(GAN)」という深層学習の技術に基づいているのが特徴です。GANには「ジェネレーター」と「ディスクリミネーター」2つのネットワークがあり、お互いに競争しながら精度の高い画像を作り出します。AIに写真を読み込ませると、写真の中にある物体、テクスチャ、色、構図などの特徴を学び「ジェネレーター」がその情報を使って新しい画像を生成します。生成された画像の品質を上げるために使われるのが「ディスクリミネーター」です。ディスクリミネーターで作られた画像がどれくらい本物っぽく見えるかを評価し、ジェネレーターにフィードバックを返します。ジェネレーターはフィードバックを元に改良を重ねて、最終的にはディスクリミネーターが本物と偽物を見分けられないくらいの高品質な画像を作ります。AIで写真から画像生成するメリット3つAIで写真から画像生成するメリットは、下記の3つです。1. 作りたいイメージに近い画像を生成できる2. 瞬時に参考画像を生成して効率化につながる3. 自社のキャラクターやIPを活用できるそれぞれ詳しく見ていきましょう。メリット1:作りたいイメージに近い画像を生成できる1つ目のメリットは「作りたいイメージに近い画像を生成できる」です。写真をもとに画像を生成するため、プロンプトで指示するだけの場合と比べて細部まで似せた画像を生成できます。そのためプロンプトの調整にかかる時間が減り、効率的に欲しい画像を生成可能です。写真の一部のイメージ(背景や構図など)だけを寄せることもできるため、一部の要素を取り入れたい場合にもおすすめです。メリット2:瞬時に参考画像を生成して効率化につながる2つ目のメリットは「瞬時に参考画像を生成して効率化につながる」です。写真をもとに画像を自作する場合、どうしても時間がかかってしまいます。しかし画像生成AIを活用することで、瞬時に画像を作成できるのが魅力です。たとえばChatGPTのDALL-E3やMidjourneyでは、数十秒で意図した画像を作ることが可能です。一部のみ指定して変更もできるため、手早く参考となる画像が作れます。メリット3:自社のキャラクターやIPを活用できる3つ目のメリットは「自社のキャラクターやIPを活用できる」です。自社のキャラクターやIPを保有している場合、関連する商品開発をすることもあるのではないでしょうか。このような場合でも、アイデアをベースに商品画像をAIで作成しどんな商品を選定するか画像を見ながら議論ができます。より具体的なイメージに寄せつつ議論ができるので、商品開発の議論も短時間で済むのではないでしょうか。このように、写真からAI画像を作ることで効率的に業務を進められます。ほかにも、キャラクターやIPを持っている場合の活用方法はいくつかあります。詳しく見ていきましょう。キャラクターやIPを持っている場合のAI活用案キャラクターやIPを持っている場合のAI活用案は、下記の4つです。1. AIによる初期デザイン案の生成2. バリエーション生成と選定3. 背景やシチュエーションなどの変更案生成4. セルフフィードバック環境の構築それぞれ詳しく見ていきましょう。案1:AIによる初期デザイン案の生成1つ目の案は「AIによる初期デザイン案の生成」です。画像生成AIを使えば、写真から複数のデザイン案を作成できます。たとえばねんどろいどの商品開発を行う場合、Midjourneyで写真から画像生成すると下記の画像が作れます。3DCGソフトなどを使わずとも画像生成できるため、効率的に初期デザインを検討できるのではないでしょうか。このように初期デザイン案を手早く作れるのが魅力です。案2:バリエーション生成と選定2つ目の案は「バリエーション生成と選定」です。写真からAIで生成した画像は、プロンプトを調整するだけでさまざまな画像を作ることが可能です。たとえば、下記のように擬人化した猫の画像を作ったとします。プロンプトを微調整して猫の要素を強くすると、下記のように調整した画像を作ることが可能です。このように複数のバリエーションで画像が作れるので、最適なものを選ぶだけでデザイン案を準備できるのが魅力です。案3:背景やシチュエーションなどの変更案生成3つ目の案は「背景やシチュエーションなどの変更案生成」です。画像生成AIはキャラクターを維持しながら、別の画像を作ることができます。たとえば特定の人物を指定し、4つのシーンで画像を作ると下記の画像を作ることが可能です。自社のキャラクターやIPの画像を読み込ませて写真を作ることで、効率的に指定したシチュエーションの画像を生成できます。参考画像にできるほか、高クオリティの画像も生成できるので微調整してそのまま利用できることもあります。案4:セルフフィードバック環境の構築4つ目の案は「セルフフィードバック環境の構築」です。自社キャラクターの新デザインを考案する際、作成した画像のフィードバックをAIに任せることも可能です。たとえばChatGPTを使えば、下記のように改善案を教えてくれます。アドバイスを参考に画像生成AIに指示するプロンプトを調整し、別パターンの改善案を作れるのでおすすめです。AIで写真から画像生成できるソフト3選最後に、AIで写真から画像生成できるソフトを3つ紹介します。AI素材.comChatGPT(DALL-E3)Midjourneyソフト1:AI素材.com出典:AI素材.com1つ目に紹介するのは、AI素材.comです。AI素材.comの特徴は、下記の通りです。テキストのみでも写真からでも画像を生成できる「いらすとや」や「Loose Drawing」風の画像を生成できる画像生成だけではなくAI素材も活用できるAI素材.comは写真から画像を生成できます。たとえば下記のように犬の画像を指定し、アニメっぽい画像を生成してと頼むと下記の画像が生成できます。指定した写真にかなり近い画像が作れるのでおすすめです。ほかにも「いらすとや」や「Loose Drawing」風の画像を作れるため、社内の資料作成に活かせる画像素材にも役立ちます。 AI素材.comの詳細を見る ソフト2:ChatGPT(DALL-E3)2つ目に紹介するのは、ChatGPTのDALL-E3です。DALL-E3の特徴は下記の通りです。テキストのみでも写真からでも画像を生成できる生成後に画像の一部を指定して修正できるGPTsを作れば効率的に指定したイメージを作成できるDALL-E3では、写真を指定して画像を生成できます。その他、下記のように一部を指定して改善(例では「目を閉じて」を指定)も可能です。実際に修正すると、下記の画像が作れました。写真から画像を作れるのはもちろん、細かく微調整できるのが魅力です。 DALL-E3の詳細を見る ソフト3:Midjourney3つ目に紹介するのは、Midjourneyです。Midjourneyの特徴は下記の通りです。テキストのみでも写真からでも画像を生成できる画像の一部のみ取り入れて画像生成できる一度に複数の画像を生成できるMidjourneyは高クオリティの画像を作れるのはもちろん、画像の一部を参考にするなど細かい調整ができるのが魅力です。たとえばsrefオプションを使うと、画風を考慮して画像を生成してくれます。crefオプションを使うと、キャラクターを維持したまま画像生成が可能です。たとえば元素材で画像を指定し、crefオプションを指定して画像を作ってみると下記の画像が生成できます。▲元素材の画像▲crefオプションを指定した画像このように一度に写真から複数の画像を生成できます。 Midjourneyの詳細を見る 画像からAI画像を生成して効率化につなげようAIを使って写真から画像生成すると、自社キャラクターやIPを有効活用して業務効率を上げることが可能です。仮にそのまま利用できるクオリティにまでならなかったとしても、参考にしつつデザインを調整し1から作るよりも格段に早くデザイン作成できます。下記の活用案を参考に、ぜひ画像作成の業務効率をあげてみてください。AIによる初期デザイン案の生成バリエーション生成と選定背景やシチュエーションなどの変更案生成セルフフィードバック環境の構築なお、社内の資料などにも使える画像生成AIをお探しの方には「AI素材.com」もおすすめです。写真から画像生成する機能もあるほか、「いらすとや」や「Loose Drawing」風の画像も生成できます。下記から無料登録の上、使ってみてはいかがでしょうか。%3Cdiv%20style%3D%22text-align%3A%20center%3B%20font-family%3A%20Arial%2C%20sans-serif%3B%22%3E%0A%20%20%20%20%3Cp%3E%EF%BC%BC%E7%84%A1%E6%96%99%E3%81%A7%E7%99%BB%E9%8C%B2%E3%81%97%E3%81%A6%E5%88%A9%E7%94%A8%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%EF%BC%81%EF%BC%8F%3C%2Fp%3E%0A%20%20%20%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Faisozai.com%2F%3Futm_source%3Dblog%26utm_medium%3Dorganic_social%26utm_campaign%3Dfrom_picture%22%20style%3D%22display%3A%20inline-block%3B%20background-color%3A%20%23007bff%3B%20color%3A%20white%3B%20padding%3A%2010px%2020px%3B%20text-decoration%3A%20none%3B%20border-radius%3A%204px%3B%22%3EAI%E7%B4%A0%E6%9D%90.com%E3%81%AE%E8%A9%B3%E7%B4%B0%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%A1%E3%82%89%3C%2Fa%3E%0A%3Cbr%3E%E2%96%B2AI%E7%94%BB%E5%83%8F%E3%81%AE%E7%B4%A0%E6%9D%90%E3%82%92%E5%88%A9%E7%94%A8%E5%8F%AF%E8%83%BD%0A%3C%2Fdiv%3E